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S.N.S 山椒煮干醤油@緑栽・葛飾区新小岩

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写真: S.N.S 山椒煮干醤油@緑栽・葛飾区新小岩

写真: 鶏山葵丼@緑栽・葛飾区新小岩

仙臺自家製麺こいけ屋分店 ?栽(りょくさい)
  葛飾区新小岩2-13-4 佐藤マンション1階

 こちらのお店は昨年の3月26日に新規開店してからちょうど1年になる。それを記念してGreen festival[?祭]を3月25日から「気力が続くまで」開催するそうだ。周年祭では限定ラーメン、限定丼及び限定デザートを提供するとつぶやかれていた。限定丼はSPECIAL海鮮丼1000円とのことでこちらにも惹かれるが、限定ラーメンを求めて訪れた。日曜日の11時半前に着くと店頭には行列はなくすんなりと入店でき、空いていた最後の1席に案内された。座る前に、お店に入ってすぐ左側にある券売機で標記メニューのボタンをポチっとな。1000円。ちなみに、限定メニューは山椒(S)、煮干(N)、醤油(S)ということで標記のようなメニュー名になっているようだ。併せてサイドオーダーの鶏山葵丼(350円)のボタンもポチポチっと。お店は3人体制で営業していて、店主さんは厨房で調理に専念し、女子大生風の若い女性が店内を仕切り、高校生ぐらいに見えるお兄ちゃんが女性の指示の下働いていた。
 5分ほどで鶏山葵丼が、さらに5分ほどしてラーメンが配膳された。ラーメン丼に顔を近づけると、煮干の匂いとともに山椒の香りが漂ってくる。麺はストレートの中太。割としっかりした歯応えがあったものの、その後はモチッともシコッともしていなくてコツコツ、ポクポクとした低加水麺らしい食感が続く。どこにも書かれていないが、この店だから当然自家製麺だろう。スープが煮干+山椒のためそれらの強めの味わいと香りに打ち消されて、麺の風味が感じ取れないのはもったいないような気もするが仕方ないだろう。醤油味のスープは、濃厚とまではいかないもののかなり濃いめの煮干し出汁で、そこに香りのよい和山椒を比較的強めに効かせてある。花椒ではないので辛味はないが、山椒特有のスースーとする清涼感が煮干しのクセを上手く消していて、煮干の風味がむしろアクセントに感じられる。アニマルレスではなく動物系がしっかり支えているスープだが、その動物系は鶏なのか豚骨なのかは煮干にマスキングされて分からない。チャーシューはロース肉の低温調理で、しっとり軟らかく旨味もちゃんと感じられた。青菜は青臭さのないコマツナでシャキシャキ、3枚載る朝食サイズの焼き海苔も香りがよく上質なもののようだ。定番の薬味である木口切りの長ネギの他におろしニンニクが添えてあり、煮干ラーメンにニンニクは初めてのことなので驚いた。ただ、前述のように煮干の風味が相当強いので効果のほどは?で、必要不可欠かどうかは不明だ。
 お茶碗1杯分ほどのご飯の上に鶏モモ肉のスライス、刻み海苔に薬味の木口切り長ネギが載るサイドオーダーの鶏山葵丼は、醤油ダレと添えられた山葵の相性がよくそのまま完食。珍しい味わいの煮干しラーメンを食べられてよかった。1周年万歳!

・お気に入り度:〇+


(注) 店名の「緑裁」の「緑」は正確には旧字体だが、PC上では機種依存文字(環境依存文字)のため使用できない。

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