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かめ囲の家系@かめ囲・調布市

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写真: かめ囲の家系@かめ囲・調布市

写真: 富山ブラック@渡なべ・新宿区高田馬場 写真: 辣子鶏風辛らー麺+味玉@塩生姜らー麺専門店MANNISH神田西口店・千代田区神田

手打麺祭 かめ囲
  調布市菊野台1-55-1 GraceLife神代4

 日曜日の夜に「月曜日は通常メニューの提供は止めて、家系ラーメン150食のみで営業する。」旨ツイートされていた。かめ囲の自家製麺と家系スープの組合せはどんなものか俄然興味が湧く。さらに、大田区蒲田の超人気家系ラーメン店「飛粋」の看板娘だった奥様のめんまさんが「濃度高めクリーミーだけどバシッとパンチあります!手打ち麺との相性も抜群!まじでめちゃめちゃうまいです!原価も手間も考えられないくらい掛かっているのてこのスープは二度と炊けません!絶対食べた方がいいです!私の旦那天才」と絶賛しているのだから、これはもう食べに行くこと決定だ。ということで月曜日、パッとしない天気の中、電車を乗り継いで京王線柴崎駅まで来るとショボショボと小雨が降っている。生憎傘を持ってこなかったが、傘無しでもなんとかなるくらいだったので、コンビニでビニ傘は買わずにそのままお店に向かった。11時半過ぎにお店に着くとざっと20人くらいが並んでいた。相変わらず小雨が降り続く中、後ろに並んでいる人の理解もあって軒下側で雨を避けるなどしながら、12時15分に入店することができた。なお、食券は並んでいる途中で購入しておいた。1200円。ウェイティングスペースの椅子に座ったと思ったらすぐにカウンター席に案内され、さらに数分で奥様が丼を運んで来てくれた。
 麺は手打ち&手もみの平打ち。かなりの弾力があるのにモッチモチという面白い食感で、小麦の風味もちゃんと感じられる美味しい麺だ。厨房が甲州街道に面した部分に麺打ち場があり、そこで麺帯から数人分ずつをこまめに切り出している。幅は1cm前後だが、手切りのため太めだったり細めだったりとやや乱尺気味になっている。この幅のブレが食感に変化をもたらし、麺をすするのを楽しくしてくれる。スープは緩いとろみがある濃厚で旨味十分な味わいだが、獣臭もクセもなく非常に円やか。Twitterには「大量の丸鶏で炊いたリッチな鶏白湯×ゲンコツ、背ガラ合わせ60kgから10L抽出した濃厚豚白湯のWスープに燻しの香りを。かえしはチャーダレ+濃口醤油+生揚げ醤油」と説明されていて、家系らしく鶏油も浮いている。基本はめんまさんの感想のとおりだが、一般的な家系とは違うなと感じたのは、他店よりも鶏のウエイトがかなり高いと思われ、これが濃度はあるが前述のように超円やかなスープに仕上がっている理由のようだ。もう一点は、しょっぱくもないし、香らないしと目立たないのに醤油の存在感がしっかりと感じられること。これはチャーシューのタレと生揚げ醤油の効果なのかな。具材は、吊るし焼きモモチャーシューが2枚に、ホウレンソウではなく小松菜、海苔は3枚ではなく1枚、、そしてネギはほぼ正方形にカットされた駒ネギがごく少量の数枚。チャーシューは燻煙香が食欲をそそり、かつ、肉の旨味が堪能できる優れもの。コマツナはシャキシャキで、青臭さが出ないように処理されているので違和感がない。これならホウレンソウの代役は十分に務まる。
 めんまさんのツイートからすると、原価にとらわれることなく良い食材をふんだんに使っているようで、そのため、昨今でも1000円以下が一般的な家系ラーメンにあって1200円という値段になったのだろう。言われるように、食べる価値がある一杯だったと思う。

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