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らーめん・もも@飛粋・大田区蒲田

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写真: らーめん・もも@飛粋・大田区蒲田

写真: 味噌らーめん@三ん寅・新宿区江戸橋 写真: 味玉中華そば@勝本・千代田区水道橋

らーめん 飛粋(ひいき)
  大田区蒲田5-2-5

 土曜日とはいえ、シトシトと雨が降り続く生憎の天気で、しかも食べ慣れない人が多いと思われる家系のお店なので、人気があるとはいえそれほどのことはないだろうとたかをくくっていたのが大間違い。開店後10分で店頭には既に20人近い行列が出来ていた。コロナが流行りだしてからはこんな行列は初めてだ。50分ほど並んでようやく店内に入ることが出来た。券売機を見ると、メニューはノーマル、辛い系、汁無しの3種類。また、ノーマルメニューではチャーシューがモモかバラか選べるが、これは燻製か否かの違いらしい。そんな中から標記のボタンをポチッとな。800円。ついでに、普通は頼まないライスも家系なのでポチッと。100円。
 麺は弱縮れで平打ち気味、かつ、短めの中太麺。それほど硬くはないもののちゃんとした噛み応えがあって、モチモチとした食感が続く。また、それほど強くはないが小麦の風味もちゃんと感じられる。しっかり味の家系スープに負けない食味の麺だ。店主さんは青年といった感じの若い方だが、麺箱には酒井製麺と朱書きされていたので、出自は不明だが本流系譜なのだろう。一方、スープは、これが今まで食べて飲んだ家系のものとはだいぶ違う。家系というと濃厚で香味油(鶏油)が普通よりは多めなこともあり、ワイルド、ガテン系向きなどと形容する声が一般的だが、こちらの第一印象は「マイルドで上品」。十分な旨味とコク、豚骨と鶏ガラ双方の風味、鶏油のアクセント等家系らしさはしっかりと感じられるのに重さもクセもなく、何の抵抗もなく喉を通る。また、塩加減も「家系にしては薄め」というのも珍しく、これも「上品」に通じているのかも。現に、小学生ぐらいの女の子や年配女性も並んでいたのが家系にしては特異だ。チャーシューは厚みがあって、かぶりつくと燻製香が広がり、なぜかドキッとした。モモ肉ながら締まっておらず、サクッと噛み切れ美味、美味。青菜がホウレンソウではなく生を茹でたコマツナというのが珍しい。価格高騰への対応なのかも。
 前述のように、予想外のあっさり上品スープだったため、スープに浸した海苔でご飯を食べるといういつもの戦法が今一歩なことが判明した。このため、作戦を急遽変更し、スープカレーのように、ご飯を載せたレンゲをラーメンスープに突っ込む方式にし、相性のよいご飯と家系スープのコラボを堪能。麺を食べ終わった後にスープとご飯を混ぜて食べる即席雑炊方式もあるが、なぜか、家系は麺とご飯を同時進行させたくなる。結果、当然のごとく完食、完飲。ご馳走様でした。

・お気に入り度:○+

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