ゴマダラジンガサハムシ（外来）
ゴマダラジンガサハムシ標本
［Aspidimorpha (Aspidimorpha) miliaris (Fabricius, 1775)］
ハムシ科ジンガサハムシ族
Ibaraki,Japan
偶産で、古い（1998年6月13日）ものですが、日本初記録とされた個体です。
サツマイモなどに付くらしく、幸いその後定着は確認されていません。
大型のハムシで、これだけの大きさなら、すぐに同定できると思ったのですが、どの図鑑やサイトを調べてもまったくヒットせず、あちこち問い合わせて外国産であることが判明しました。
（詳細は月刊むし2012年12月号をご覧ください）
発表を薦めてくださった、北海道大学の末長晴輝さま、
お骨折りいただき、ありがとうございました。
露出プログラム: マニュアル
露出時間: 1 / 160
ストロボ発光、強制発光モード、リターン検出されず
F ナンバー: 20
ISO スピードレート: 800
測光方式: 分割測光
ホワイトバランスマニュアル
レンズモデル: AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
画像入力機器のモデル名: NIKON D700
※ 標本の針と大きなゴミをスタンプツールで除去しています。
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コメント (8)
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貴重なる・・画像を・・有り難う御座います・・。
2012年11月24日 11:30 野良猫ごま (188)
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こんな季節に見慣れないジンガサハムシが...と思ったら、
そういうお話だったのですね。勉強になります。
輸入植物にでもついて来たんでしょうかね...。2012年11月24日 13:29 monroe (30)
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陣笠に似てるのが由来ですが海外では何と呼ばれてるのでしょう？一見昔の英軍のヘルメットに似てますね。
2012年11月24日 14:14 ＭR２ (43)
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MR2さま
良く判らないのですが、Tortoise Beetles という表記がありまして、これがジンガサハムシとカメノコハムシ類の双方を表しているのではと思ってます。分類上は別れるのですが、成虫の形態は見分けがつき難いです。2012年11月24日 15:32 takao_bw (12)
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monroeさま
小指の爪ほどもある大きなジンガサハムシだったので、すぐに判ると思ったんですが、手持ちの図鑑には手掛かりも無い（当然ですよね(∩_∩)ゞ）し、困り果てて一旦は同定放棄したのですが、６年後！！農工大の昆研（BBS）に問い合わせたところ、外来でしょうというヒントをいただき、採集地に近いつくばの農業試験場に尋ね、ようやく同定できたという、思い出の一頭です。2012年11月24日 15:36 takao_bw (12)
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野良猫ごまさま
批判はあるのですが、こういうことが（国産の近似近縁でも）起こるので、疑問のある個体や、当たり前だと思われるものも、採集地などのデータとともに保存しておく（採集、つまり虫を殺す行為です）ことの重要性を再認識した事件でした。
他にも新しい知見をいただき、茨城県西部初記録の（近縁種または亜種の可能性を指摘する方もいます）カミキリムシを保管していますが、最近はDNAレベルで確認ができるようになっていて、知り合いがサンプルを供出したという話しも伝わってきているので、いずれ結論が出ると思って楽しみにしています。2012年11月24日 15:44 takao_bw (12)
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Σ(oﾟдﾟoﾉ)ﾉ凄いですね(＠_＠;) 大発見ですか(p_-)〜
透明な宇宙服で覆われた感じですね(+o+)2012年11月24日 19:11 ユンカース (70)
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ユンカースさま
日本にいるものより二回りは大きいですから、ビックリです。
ただし、『どう考えても解せない』、『ちゃんと調べてもらって欲しい』と言った息子の感覚と、それを偶然見掛け、わざわざ連絡をくださって、検証までしてくれた北大の末長さんは確かに凄いなと思います。
気付かないだけで、私たちの身近には、こんな例が埋もれているような気がします。2012年11月24日 19:36 takao_bw (12)
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