DSCN2082鶯宿
勅なればいともかしこしうぐひすの宿はと問はばいかが答へむ 紀貫之の娘 大鏡にあるものです。
ネットの説明などから概要をまとめると以下のようになると思います。
村上天皇の時清涼殿前の梅が枯れて、天皇は代わりの梅を探すよう命じた。勅は天皇の命令。若い者では、木の良し悪しがわからないだろうからと考えて私著者夏山茂樹に命じてきた。私は京の町中を探して見つけられなかった。やっと西のほうで見事な梅を見つけ梅を持ち帰るとき家主がこれを結んで欲しいと言い、何かわけがあるのかなと結んだまま持ち帰った。
天皇が気づいてほどいて見ると「勅なればいともかしこしうぐひすの宿はと問はばいかが答へむ」と書いてあった。
「天皇の命令だから畏れ多いことです。でもこの梅にきていたうぐいすがわたしの宿はどこに?と聞いたらどう答えたらよいでしょうか」という意味です。
読んだ天皇は家主を調べさせたところ紀貫之の娘とわかった。
天皇は恥ずかしくなり、さらに、語っている私は褒美までもらってしまったのでなお辛かったというようなことが大鏡に書いてあります。
天皇は、娘にいたく感心して、梅に鴬宿梅と名づけて返し、紅梅内侍名を賜ったと言われています。
アルバム: 偕楽園と水戸近郊の四季
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コメント (2)
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その後、紀貫之の娘は宮中に召されたとか続きはないのでしょうかね〜
こんな文才を村上天皇がほっとくはずがないと思いますが!2020年2月22日 22:20 yumi (23)
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yumiさん 続きを書きましたように、天皇は、娘にいたく感心して、梅に鴬宿梅と名づけて返し、娘には紅梅内侍という名を賜ったと言われています。
2020年2月22日 22:49 雑草 (35)
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